Kino's diary

趣味のこと中心。更新忘れることあるので本当に気まぐれです。

今だから話せるハビゆづについて思っていたこと 最終章

 

①→https://fskino.hatenablog.com/entry/2019/02/07/000042

②→https://fskino.hatenablog.com/entry/2019/02/07/002119

③→https://fskino.hatenablog.com/entry/2019/02/07/123043

④→https://fskino.hatenablog.com/entry/2019/02/07/142649

⑤→https://fskino.hatenablog.com/entry/2019/02/09/145127

⑥→https://fskino.hatenablog.com/entry/2019/02/10/022458

f:id:fskino:20190211190658p:image

7年前、ハビのジャンプを見てブライアンの元へ行こうと決意したゆづ。

そんなゆづを嫌がる事なく「それは凄いね!」と快く受け入れたハビ。

2人の切磋琢磨してきた時代は1つの時代でもありました。

しかし、悲しいことに何事にも物語というのは終わりがあります。

遂に2人の物語の最後を飾る、平昌オリンピックのフィギュアスケート男子シングルが始まりました。

(SPは実習のため、リアルタイム視聴できず)

SPは3ヶ月のブランクを物ともしない見事な演技をしたゆづが1位で、そしてその後を追うように素晴らしい演技をしたハビが2位という、今までの展開を踏まえても誰が優勝してもおかしくない、最高に胸が痛く、熱くて苦しくて盛り上がる展開となりました。

しかもフリーの滑走順はゆづの次にハビというのもまた盛り上がる一因…そう!ワールドやGPFでもすっかりお馴染みの順番というのもあって。

物語の最終章にして最高に熱い展開となりました。

そして…この滑走順で盛り上がるのも明日でおそらく最後なのだという予感も感じながら、

ソチから色んな事があったけれど、泣いても笑っても明日で全てが決まるんだ。

どのような結果であっても、四年間の物語の完結を2人のファンとしてきちんと見届けたい。

その夜は色んな想いや思い出が走馬灯のように駆け巡り、まるで卒業式前日のような感情になってなかなか眠れませんでした。

そして…

2018年2月17日。

f:id:fskino:20190213001324p:image

体力面の不安のある中、羽生結弦は滑り切りました。

f:id:fskino:20190212235935j:image

滑り終わった後のこの表情。ああ!これが!!!私たちの見たかった羽生結弦!!!!と叫ばずにはいられませんでした。

四年前には見せなかったやり切った、嬉しそうな表情。

しかし、まだ終わっていない。

むしろここからが一番しんどい時間。

…そう、ハビエルの順番がやってきました。

f:id:fskino:20190213001213p:image

ハビエルもまた、強い。これがソチ以降立ちはだかった最大のライバルとしての存在。

しかし、後半…。4Sが2Sに抜けてしまうというミスに思わず

見果てぬ夢で終わらないでええええ!!!!と必死で大絶叫してしまいました。

それに、何よりも三連続ジャンプの最初が抜けてしまうことがすごく怖かったです。(ヘルシンキワールドはこのジャンプをミスったのが命取りになったので…)

しかし、ミスはそれだけに抑えたお陰で…

f:id:fskino:20190213001357p:image

やっと。やっと。ハビエルは四年越しの悲願のオリンピックのメダルを取る事ができました。

そして…最終結果は…

羽生結弦、66年ぶりにオリンピック連覇達成!

f:id:fskino:20190212233822p:image

私たちではおよそ計り知ることの出来ない、どれほどの試練や重圧を背負ってたことでしょう。

連覇が決まった時の感極まって涙を流している表情が全てを物語っていました。

そこには連覇した1人の王者の姿ではなく

人間・羽生結弦としての素顔が垣間見れた瞬間でもありました。

また、そこには戦いを終え、いつものようにハビに甘えるようにハグしてる、見慣れているけどあれほど見たかったゆづの姿。

f:id:fskino:20190210081346j:image

何が泣けるってこの時のハグは上海ワールドと
f:id:fskino:20190210081340p:image

構図が似てるんですよね😭

ゆづを見つめ、優しく抱き寄せるハビの表情は四年間…

f:id:fskino:20190212084730j:image

いや、ゆづがクリケに行く前の、初めて同じ試合で一緒に表彰台に立った時と変わっていませんでした。

(思えばこの時のロステレが物語の全ての始まりだったんですよね。)

f:id:fskino:20190211192309j:image

f:id:fskino:20190212090600j:image

あまりにも興奮しすぎてハグからのハイタッチのシーン思わずテレビ越しで連写しまくった私w
f:id:fskino:20190211192305j:image

この2人のハイタッチでずっと考えていた全ての答えが詰まっているように思いました。

四年越しの願いがやっと叶ったんだ。

本当によかった…。

この光景をずっと見たかった。

…大好きでよかった。

そこには四年分の想いが溢れて、泣き笑いながらおめでとう!おめでとう!とテレビに向かって叫んでいる自分がいました。(完全に怪しいファンw)

 

 

後にハビは、表彰式の前にまだ誰にも言っていなかった、これが一緒に出る最後の舞台だという事をゆづに告げていたということを先日放送されたアナザーストーリーズで明かしました。

一番最高の舞台で最高の瞬間のこの時に、世界で初めて引退を告げたのがゆづ…ということに、改めて涙が止まりませんでした。

f:id:fskino:20190212140925j:image

You are so bad!!!(お前最悪!w)

I can't do without you…(ハビ無しではやっていけないよ)

f:id:fskino:20190213000205j:image

 

 

そして…

2019年1月26日。

スペインの英雄、ハビエル・フェルナンデス・ロペスは欧州選手権7連覇という輝かしい成績を最後に、その長い現役生活に別れを告げました。

f:id:fskino:20190212141644j:imagef:id:fskino:20190212141702j:image

最後まで涙を見せずに優しい笑顔のままリンクを去るという、ハビらしい現役生活の終わり方でした。

この笑顔を競技会で見ることはもうない…のはすごくさみしいです。

(将来コーチとして帯同することはあっても)

でも万感の思いで演技を終え、表彰台に立つハビを見ると、悲しい気持ちというよりも今まで本当にありがとう!!という気持ちでいっぱいになりました。

きっとメディア対応において、一番聞かれたであろう

羽生結弦とリンクメイトですが、関係はどうですか?」

こんなことばかり聞かれて実は内心うんざりしてるんじゃないかな…って思ってたり、

ハビだって本当はゆづのリンクメイトとしてじゃなくて、もっと自分だけを見て応援して欲しいと思ってたのかもしれなかったのではないか?

(こればっかりは本人の心の中なので分かりませんが…。それに私はハビの友達でも身内でもないので、心の中まで推測するのはおこがましい気がするのでこれ以上はやめておきます。)

でも、もういいんです。

本人の心の中はどうであれ、2人が一緒に戦ってきたことはスケート史に残る名勝負であり、1つの時代であるのと同時に

f:id:fskino:20190213000829j:image

f:id:fskino:20190212235255j:image


f:id:fskino:20190212235338j:image

f:id:fskino:20190212235334j:image

写真に写っている2人の笑顔。

それが何よりの証です。

 

最後になりますが

苦しい事も含めてソチからの5年間、ハビゆづを応援して来てこちらも凄く幸せでした。

楽しかった分しんどかったのも多かったけど、今ではこの2人を応援してきたことは私の素晴らしい青春でもあった、と胸を張って言えます。

…きっとこれからも、おばあさんになってしまってもこの2人の事は大好きなままでいることでしょう。

 

最後に一言。

長い間本当にありがとう!!!!

ハビゆづ愛してるーーー!!!

f:id:fskino:20190212230647j:image

(終わり)